コーチは、最初コーチという名前ではなかった

ニューヨークのマンハッタンのロフトで、マイルス・カーン、リリアン・カーン夫妻とその友達が集まって始めた革工房は、1941年にスタートしました。その時はまだ、「コーチ」ではなく、ゲイル社となっていました。しかし、1961年に、ゲイル社から、「COACH」に社名を変更しました。COACHの意味は「馬車」で、いわば開拓時代のアメリカの象徴です。

野球のグローブの革に、使い込むほどに魅力がでてくるのをヒントに、革のハンドバッグを作ったのが最初でした。また、彼らが作る、皮革には化学薬品を一切使用せずに、天然皮革だけを使用していましたので、その耐久性にもすぐれていて、大変高品質のものが評判を呼びました。

そして、1962年、有名デザイナーのボニー・カシンが入社して、さまざまなデザインの商品が発案されてゆきます。買い物袋からヒントを得た「カシン・キャリー」、「バゲット・バッグ」、「ダッフル・サック」等、次々と話題の商品が世に送り出されて話題を呼びます。

そして、1976年から、ついに海外進出を果たし、1988年には、日本にもコーチが上陸して、一躍脚光を浴びるようになります。日本では、コーチは三越と提携。そして、横浜と日本橋にお店をオープンさせます。その後、アクセサリーや香水さまざまな商品が発表されて、ファッション界で不動の地位を築きます。

本物のコーチを購入するために見分けるポイントは

世界有名ブランド品を購入する際に、ある程度のリスクを背負うことになることもあります。それは、どんな有名ブランドでも、偽物が多量に出回っているということです。これは、これからもなくなることはあり得ないのではないでしょうか。つまり、ブランド品を購入する際は、しっかりと自分の眼を養っておくこともひとつなのです。

しかしながら、プロでも本物と偽物の区別がつかないくらい精巧につくられたものを見破ることができない場合があるそうです。そうなると、いくらネットショップ等で本物だと言い張っても、それが本当にそうなのかわからない場合、それでも購入する場合、リスクが大きくついてくることを理解しておかないといけないでしょう。

どんなブランド品でも購入するには、正規の店からの購入が一番安全であることは確かです。なぜなら、そのブランド直営でファクトリーから卸しているからです。また、オークションで購入するのは、大変危険です。販売をしている人でさえ、時には偽物とさえわからずに、「本物の。。。」と言って、販売していることも多々あるようです。

コーチケアカード、箱や袋がついていると言っても、最近は本物とそっくりなものを作ってしまうところもあるようです。オークションなら、まず購入場所の確認、その際のレシートの確認が必要でしょう。また、本物は、マグネットにROMAGとかCOACH Rと印字がしてあります。

コーチはニューヨークマンハッタンの小さな工房からスタートした

どの有名ブランドの創始者でもそうですが、最初は皆どこにでもあるような小規模のアトリエからスタートしています。これは、コーチもその例外ではありません。1941年、コーチは、ニューヨークのマンハッタンにある、家族経営の小さなアトリエで、6人の腕のいい皮革職人によってスタートしました。ひとつひとつ丁寧に真心こめて手作業で作り上げる革製品は、大変品質にすぐれていて、オリジナリティにも富んでいました。

まず、最初に誕生させたコーチのハンドバックは、使い込むほど味がでるという独特の質感をもっていました。それは、6人の皮革職人が野球のグローブに使われている革にある種のヒントを見出して、作り上げられたものでした。そのハンドバッグは、時代を感じさせず、使うほどにさらに魅力がでてくるような、そして、質感が増すような、そんなハンドバッグだったようです。

コーチは、今や世界でも有数のブランドのひとつで、日本でも大変人気です。コーチが今ほどの規模に成長するまでに、さまざまな道のりがありましたが、コーチの始まりは、こんな小さな規模から、ほとんどの人に知られることなく、ひっそりと、しかし、職人のプライドを持って、創り上げたハンドバッグから始まったのです。今やベルトや財布等、もっと幅広くてがけています。

コーチのメンズものも見逃せないファッション性と機能性のバッグ

多くの世界有名ブランドは、主に女性をターゲットにしているようですが、コーチではメンズも大変充実しております。

それぞれテイストに合わせて選べるバリエーションが豊富です。例えば、コーチブランドのハリソンは、コーチが時代とともに引き継いできた独特の技法をそのまま盛り込み、そのデザイン性といい、機能性といい、コーチそのものを語ったバッグです。

また、最高級のグラブタンレザーを使用したオブ・アートレザーは、アイコニックパターンのバッグは、高級感があり、持つ人にステイタスを与えてくれます。さらに、トンプソンは、カジュアルな装いでも、ビジネスシーンでもどちらにフィットするデザインと皮の質のよさで、持つ人を一段と引きたててくれるバッグです。また、その他、ヘリテージストライプ、オプアート・コーテッドキャンパス、ブリーカー、トランスアトランティックというブランドもあります。コーチのメンズものは、財布、カードケース、メンズアクセサリー、アパレル、シューズ等があります。

ジーンズなどのさりげないカジュアルルックに、コーチのバッグを持っていても、ビジネススーツを装って、同じバッグを持っても、不思議と合ってしまうコーチのバッグ、そして、それらのメンズグッズをどこか一点ワンポイントで身につけるだけで、全体が変わってしまうような、それがコーチのパワーなのかもしれません。

Copyright © 2007 コーチアウトレットについて